【スイフトウォーターレスキューコース】

レスキュー3ジャパン 「スイフトウォーターレスキューコース」では、現在、以下の講習を行っています。いずれの講習も、「急流の現場」という救助者にとって非常に 危険性の高い状況の中で、いかに効率的かつ安全に救助活動を行うことができるかをテーマとしています。そのために必要な「正しい考え方」や 「実績のある方法」「安全な装備」などを各コースのレベルに合せて伝えるのがコースの最終目的となっています。また、RESCUE3の講習では、 インストラクターが、すべて国際基準である一定のルールやセオリーに基づいて、普遍的なインストラクションを行っています。

つまり、教える言葉こそ違っても、教え伝える内容は世界共通なのです。いずれの講習も、常に本部から届けられる最新の情報が反映されており、講習内容も日々進歩しています。






スイフトウォーターレスキュー・ファーストレスポンダー・クラス
川での事故に対し、個人あるいはチームが対処する場合、そこにどのような考え方が必要になり、どのような行動を とるべきか意識できる人間を育成することを目的としているクラスです。
実際の講習内容は、レスキュー現場で、いかにして救助者の安全性を確保すべきなのか、そしてそのためにはどのような 認識と方法論を持ち、また、どのような装備が必要なのか、基本的なレスキュー方法を実施しながら紹介していきます。このクラス受講の対象者は、 水辺でのレスキュー活動に携わる人や、学校行事・職務、ボランティア活動、またレジャー指導として水辺に関わる人すべてです。
プログラムは、約4時間の机上講習と約5〜6時間の実地訓練を基本的に展開します。また、このクラスでは地域や受講生の 特性に対応し、クラス内容の一部の幅を広げることも可能です。
クラス修了者には RESCUE3国際認定証 が発行されます。





スイフトウォーターレスキューテクニシャン・レベル1クラス
このクラスは、通常3日間、全体で約30時間の講習日程で行われます。流水でのレスキューの基本から応用までを学ぶ 総合カリキュラムで、カヌーやラフティング、川でのアクティビティーの企画運営者が身に付けておきたい講習です。
初日の講習では、1日かけて机上講習を行います。机上講習では、残りの2日間で行なわれる実技への布石として、 その行動を促すための考え方や知識を紹介します。
このクラスでもっとも強調している内容は、
1)自分自身の安全を最優先としたレスキュー活動を、
2)どのように『シンプルかつ迅速に行う』かです。
このような基本コンセプトをベースとして、安全で的確な救助活動を行うために不可欠な、川の構造学や水力学、危険や障害の回避を学んでいきます。
このほかにも、基本的なリバーレスキュー道具の使い方や、ロープを使用しての特殊なレスキュー方法、直接、被害者に 接触して行う救助方法など、流れのある場所で実際に川に入りながら訓練していきます。
このクラスは、単独のクラスとしても、あるいはこの上のアドバンスド・シチュエーションに対処するためのレベル2クラスの 基礎としても、非常に完成度の高い講習内容となっています。このクラスの受講資格として、18歳以上の心身共に健康で、基本的な水泳能力のあることが 条件となります。
滞りなくクラスを修了した人には、RESCUE 3国際認定書(2年間有効)が発行されます。





スイフトウォーターレスキューテクニシャン・レベル2クラス
このクラスでは、より複雑で困難な状況下でのレスキュー活動を想定し、レベル1クラスで学んだ知識や技術を総合的に使い、 それを発展させながら学んでいきます。いわばレベル1のアドバンスド・バージョンです。
このクラスは、通常2日間の日程で、約4時間の机上ディスカッションと、約12時間の実技訓練という内容でプログラムが 構成されています。このクラスでは、単なる救助活動だけでなく、捜索活動も重要項目となります。このためレベル1ではなかった、 夜間のリバーレスキュー方法(ナイト・サーチ)を実地で学んでいきます。
そのほかの講習内容として、発展的なチームの組織作りから高度な組織編成によって行う救助活動のための計画の作り方、 およびその実行の方法論、特殊なロープワークによる基本的な上昇と降下の技術、高度な担架の使用法、有効的なチーム活動法、実験的な リバーレスキュー装備についてなどが挙げられます。
このクラスを受講する場合は、受講資格として、すでにレベル1クラスの認定を受けていることが必要になります。
滞りなくクラスを修了した人には、RESCUE 3国際認定書(2年間有効)が発行されます。
[受講資格]
満18歳以上の方
次の疾病及び疾患が無い方
・慢性的な脊柱の疾患
・腰痛
・膝の痛み
・完全な膝の再建
・慢性的座骨神経痛
その他慢性的な症状、極度の身体的問題(心臓病、糖尿病等)、3ヶ月以内に起きた肩の脱臼
コース設定の全ての行程に参加できる方
「講習中のビデオ撮影について」
基本的に講習におけるビデオ撮影はご遠慮いただいております。
ただし、受講される方自身の一部撮影で、一次使用に限定して許可しております。
詳しくは担当インストラクターまでお問い合わせください。

「講習見学について」
講習会への見学は大歓迎です。ただし、講習全行程の見学や見学中の撮影や記録はご遠慮願いますようお願い申し上げます。
見学ご希望の方は、担当インストラクターまでお気軽にご相談ください。



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